当協会は、障害のある人の働く・暮らすを支えることを目的に県内の障害者施設で組織されています。

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共同受注について

作業現場に密着

埼玉セルプが行う共同受注では、県内の障害者施設で行っている生産活動や役務提供などについて、それらを必要としている行政・企業へ情報提供を行うと同時に、受発注のコーディネートを行い、ひとつの事業所では対応できない発注に際しても、事業所間の連携を行う事により受注可能となる事を目指します。

写真1 埼玉セルプの広報委員会で話題になった「共同受注」。最近増えてきたらしい。それはどんな仕事なの? と話していると、ああ、そういえば私の事業所でも埼玉セルプから受けた仕事があったような……話を進めていくうちに、「他事業所と共同で作業を受けていく」仕事の受け方に魅力を感じた委員一同は、今が旬な作業を筆頭に、取材を始めていくことを決めました。

 今回紹介するのは、某外食チェーン店店舗周辺除草剪定作業です。

 作業プロセスとしては、①見積もり ②受注の意思を伝える ③日程調整 ④実施 ⑤報告書作成の5ステップ。報告書では、作業のビフォーアフターの写真を載せることになっています。

 なぜ埼玉セルプがこの外食チェーン店と繋がることができたのか。それは遡ること昨年11月。外食チェーン店担当者より、埼玉セルプホームページの問い合わせフォームからメー ルが送られてきました。その後、やり取りを重ね話が進んでいったといいます。

写真2 最初に会員事業所に募集をかけた時は,たったの2事業所でした。一度は他へ連絡を試みた担当者でしたが、連絡先が一か所で済むというやりやすさを感じ、改めて埼玉セルプへ依頼したそうです。現在では、5事業所で合計12店舗の除草剪定作業を行っています。

 あげお福祉会グリーンドアでは、3店舗を担当しています。写真は、本町上尾店の作業の様子です。グリーンドアのメンバーは、普段の作業で培ってきた経験を活かし、かま・コケ取り・ほうき・バリカン・剪定ばさみ等の道具を駆使し、時には体勢を低くさせ、排水溝のゴミや落ち葉を取り除くなど一生懸命でした。メンバーからは、「剪定は人力では疲れる」「綺麗になってよかった」という感想が出ました。

 作業後のミーティングでは、アスファルト上に生えた草の袋詰めに苦労したことから、ブルーシートなどを先に敷いたらどうかという意見がでました。

 共同での仕事には、様々な受注の仕方があると思います。大事なのは,一事業所だけが頑張るものではないということです。代表事業者が連絡調整や事務全般を取りまとめている場合、それぞれの事業所が一緒に作業を請け負ったという責任を持ち、契約の更新や作業のすり合せ等、変化への対応にも自身の事業所のこととして捉えていくことが必要です。そのためには、皆が一つの目的や思いを共有できる仕組み作りを意識して、作業を進めてくことが大切だと思います。

 仕事を受けたい事業所の方、仕事はあるが手が回らないという企業の方、埼玉セルプでは、新たな事業所と繋がり、結果として働く障害者の方々の工賃が少しでも増えていくことを活動の目的としています。
 会員のメリットは、埼玉セルプが窓口になるので連絡がとりやすい、質問がしやすい、企業との契約書の取り交わしを行わなくて済む、請求書を送付してから入金までの期間が短いというメリットが挙げられます。受注募集は会員限定なので、この記事を見て共同受注に興味が持つ方が増えると嬉しいです。

末次明日香 広報委員(あげお福祉会)

埼玉県セルプセンター協議会広報誌第9号より(一部変更)

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